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それから数日経って。
毎朝、あの場所で天瀬は俺を待っていて話しながら登校している。
って言っても、俺はほとんど話さず聞いているだけ。
その間に、何が好きで何が嫌いだとか、引っ越してくる前の話だとか、いろんな話をした。
気づけば天瀬も俺もお互いの知識が増えていって。
そんな中、今日も朝学校まで歩く道中。
「…ていうか、春哉先輩のファンまじで怖いですね」
「……は?」
「友達から怖いって話は聞いてたんですけど、思ってた以上に怖い感じでビビりました」
「…なにかされたのか?」
「え…?ああ……大丈夫ですよ!」
ポロッと天瀬が口に出した言葉に、思わず眉を寄せる。
……まずなんだよ俺のファンって。
鳥肌が立ちながらも天瀬の話を聞いているけど。
絡まれたかのような口振りで話していることに気づいて、そう聞いてみる。