雪が降る日の真っ白い朝。



「あの人!私の彼氏なので!」



俺の前に現れた変な女は、



───俺の好きだった人とは正反対だった。




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日野 春哉
- Hino Haruya -



×



天瀬 陽乃
- Amase Hinano -



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女嫌いという分厚くて大きい壁を、



「春哉先輩、もしかして照れてる…!?」



いとも簡単にぶっ壊したこの女。



「お前なんなの。俺女が嫌いなんだけど」



これはシュガートリックとは違った、



「もういい、俺の負け」



ちょっぴりビターで甘酸っぱい、



もうひとつの物語。