空は中学生になるまで、ただのひとつ年下の仲良い幼馴染だった。






でも俺は中学生の時から同級生以外のやつとは関わらなくなったんだ。
正直人間には千代華にしか好意はなかったけど。




「千代華……」





なぁ、千代華は俺のことはやっぱ無理なのか?





少し息づかいが荒くなっている千代華。
   



あつ……。。




「………せ、んぱ……」
  
  


千代華が頰に触れた俺の手をぎゅっと手で握った。




「……どうしたの。」




「……はぁ……、わたし、……」





この先の言葉で多分この後の関係が決まるんじゃないか……そう感覚で思って




つばをグッと飲み込む。





「せんぱ……いのこと」




「大……好きで…す、」

ふにゃっと笑う顔。