少し怖くて、壁に隠れながら中を覗き込む。




私何隠れてんだろっ……?





目の前の事実を認めたく、なかったみたい。




「湊くんだぁーい好きっ……!」




多分美園先輩という人。




湊先輩の膝に乗っかって……




キス……、、してた。





早く帰りたいのに衝撃で足がすくんで
動かない。




やだ、やだ、やだ。



そこで美園先輩が私のことに気づいたみたい




彼女は余裕そうにふっと、笑って
先輩の首に手を回し頬にリップ音を立てて
キスをした。




私の何がが壊れた気がした。



「おい。やめろよ」



「えーだってちゃんと拒否しないんだもん」




見たくないのにっ……!!



私はその場から逃げ出したくてはしった。





もうやだぁっ……!!




「……ん?え、千代華?」