「?なにしてんの早く入って」





「無理です無理です!!こんな綺麗なお屋敷に泥(私)が入っては汚れてしまいますっ!」






「泥って……一体誰のことを言ってるの?」






ヒュッと喉に風が通った音がした。






やっぱり、この人きっとこの裏が本性だ!!





その優しい笑顔はきっと嘘。。




そう思うと胸がチクリと傷んだ。






もしかして私に向けてくれた笑顔は全部嘘なのかな……





なんか悲しい……





「ほらいくよ、千代華。それともここでイチャイチャする?」




「いえ!お、おお…お邪魔させていただきますっ……」




そうして意気込み、中に入った時……





「お帰りなさいませ湊様」




口を開いたのはイケメン執事。