コンコンコンと3回ノックがかかる。



「千代華ー……家族できたわよっ……て、、
あら、すごい可愛いじゃない。」




「ありがとうお母さんっ……」




「千代華!似合ってるぞぉっ!」


「お兄ちゃんも、そのタキシード似合ってるよっ、あっ!そういえばさ!次の結婚!お兄ちゃんかもね」



「兄をバカにするんじゃないぞ……千代華」



そう怒っているお兄ちゃんの後ろには私の一個下の女性が1人上品に笑っている。


奈々ちゃん、幸せにね!






「ち、ちよか……」


みんなが笑顔の中お父さんは1人悲しそう。



「わわわっ、お父さんっ」


「何とかしてくれない?千代華さっきからずっとなの。」

「お父さんっ……、私にあってる?」


「ううっ……ものすごく似合ってる」


「えへへ、ありがとう…お父さん、私幸せになるんだ。笑顔で迎えてくれないかなぁ?」




「なんていい子なんだ、千代華ぁ…」



「もー、彼方ったら昔と大違いっ!!
年々涙脆くなってってるよ!、」


「だって親バカだからー」


「あら、気づいてたのね?」


「莉子ー??」「なんでもないよ!彼方」


やっぱり仲良いなぁ……