「で、話に戻るけど…………全部俺のせい。このことを今まで忘れてたのも俺のせい。」




「違うっ…………!違う違うっ……!」



私は泣きながら首を左右にブンブンと振る。




「何も違わない。俺が着けてたピアスは、千代華が、俺の瞳赤くて綺麗って……宝石みたいって言ってくれたから、貰ったときにすぐ着けたんだ。それまでは自分の勇気がなかったからかわなかったけど貰った時につけなきゃって思って……」




ああ、そんな重く考えていたんだ。


私……………、


「私が重荷を先輩に渡しちゃったんだ…ごめんなさいっ…………」



「………!なんで千代華が謝んのっ…?
謝んなきゃいけないのは俺で「違う。話をしてる時に気づいたのっ……」