「ねぇ、千代華。」




「は、はひっ……」




「俺に聞きたいことあるならちゃんと言え」




「な、なんでっ………!?ば、バレたっ……
頭読みましたかっ……??」




「顔が物語ってる。」「う、うそっ……」




そう私は先輩に聞きたいことがあった。




それは、先輩の過去。




「あの……先輩の過去を教えてくれないですかっ……??」




「え?」




「先輩の昔はどんな感じだったかー…とか」


「えー、話すのやだなぁ……」




「知りたいです……っ、」




先輩は、私の事前からなんでも分かってるけど私はあんまり知らない。




「………ん、ちょっと電話。」


かかってきた電話に応える先輩。