「あのね…」




わたしの背中をトントンと叩きながら、
話し始める。




「千代華からくっついてくれないかなって
思ったんだ。」




「………へ?」



「自分からキスとかハグとかしたいっておもってくれるかなって、試しました。
反省してます。。泣かせてごめん……」




「……、っ」




「後多分メールしてるって思ったでしょ?
あれ、千代華のお母さんとか、尚広。」



「……えっ?」




「千代華の……写真送ってもらってて、
保存してたんだ……」





ちょっと言いづらそうにする先輩。




「にやけてたでしょ?」



「あ、はい。」





「あれ、千代華かわいーって思ってたら
頬緩んでた……」