「わ、わかった放課後言いに行く。」



「えらいえらいっ♪」




意気込むわたしにゆうちゃんは頭を撫でた。




☆☆☆





キーンコーンカーンコーン……、




聞きなれたチャイム……を横に聞き
長い廊下を早歩きする。





先輩どこかな……?




生徒会室……?



それとも教室………?





「は、話しってなにかな…?湊くんっ……」




嫌な予感。





わたし放課後ってほんとに運がないのかな




三階の廊下から、中庭を見る。





そこには……


「美園先輩と、……湊先輩。」




かわいた笑みが溢れる。


あぁ。

「ふふっ……、」


頬に涙が通る。



先輩はわたしの彼氏……だよね、