「こら、落ち着きがないよ尚大」





お母さんがすかさず指摘。





「ち、……千代華が、……そうか…」




「え、お父さん泣かないでよー。」





「千代華彼氏の名前は?」





お母さんは泣くのが分かっていたようで、
お父さんより私の彼氏の名前が気になるみたい。





「えと……湊…先輩。」





「重要なところ忘れてるよ!チョコ。」




「わ、四月一日湊先輩……デスネ。」




「「えっ…、あの湊くん…!?」」




どちらも驚いていてお兄ちゃんはすこし怒ってるみたい。




「み、湊だとぉぉ……、、あいつ…先に言わずにアタックしやがったなぁァ」





「ちょっと待って…、先輩を知ってるの?
お兄ちゃん」





「知ってるぞー!昔のパーティーで
知り合って今では親友だ!!」




「湊くんって雪くんの息子よね?」
「あぁ、雪の息子だ。」




せ、せつって誰?




「雪って言うのは、俺のお友達だよ。」




お父さんが言う。