「オフィーリアいらっしゃい!」
「僕もいるんだけど……」
「ジルはおまけだもの」

 仲良いなぁ。

「君がフローリアの友達かな?」

 わぁ! 公爵様と夫人……すごい。雲の上の方達だと思っていたのに……声が震えてしまった……

「緊張しなくて良いのよ。フローリアの友達としてお招きしたのだからリラックスしてちょうだい」

「ありがとうございますっ」

「元気ねぇ。フローリアと仲良くしてくれてありがとう。ルシアンまでもが仲良くするなんて珍しいわ。ジルベルトが令嬢を迎えに行く日が来るなんて……成長したわね」

 ルシアン様はともかくジルベルト様のこともご存知なのね。

「あ、そうだ。フローリア様本当にサツマイモスイーツで良かったのですか……」
「えぇ。もちろん。両親も楽しみにしていたみたいよ」