「美味しかった! 次は何を、」

 今度はクリーム系を……と思っていたのに、声をかけられた。

「オフィーリア、こんなところに居たのか」

「ハリー様? 何か用?」
「ダンスの誘いに決まってるだろ? ダンスパーティーなんだし」

 だから()()()()()。って何? ほんとう自分勝手な人だ。

「パートナーはどうした? 逃げたのか?」
「はい? 隣にいますけど」

 なんだかムカついてジルベルト様と腕を組んだ。

「どうも、オフィーリアのパートナーのジルベルト・ロワールです」

「……え? ジルベルト・ロワール殿?」
「はい、そうです。貴方は?」