~ジルベルト~
オフィーリアは可愛い。誰の目から見ても間違いなく可愛いだろう。フローリア嬢と友人になったから僕も親しく話せるようになったんだけど……
可愛い仕草、素直な性格。目が離せないくらいに可愛い。サツマイモ繋がりでうちに来た時は舞い上がりそうになったくらいだ。
父には“なんだ、オフィーリア嬢の事が好きなのか? 婚約者がいないのなら早く手を打てよ”などと揶揄われた。更に“嫁姑問題はうちには関係ないぞ”などと軽口も叩いた。息子を揶揄えるくらい父の心も落ち着いたようだ。
「オフィーリアが初恋の君なんだろう? 早く告白しろよ。誰かに取られても良いのか?」
「……良くない」
「え! ジルの初恋なの? 遅い初恋ね」
「……三年前」
「え? なにそれ!」
フローリア嬢に経緯を話したら、すごく盛り上がっていた。コイバナ? ってやつらしい。
「えー! もっと早く言ってよ! お茶会でオフィーリアに声をかけたのは私よ! すごいわね、私! キューピッドなのね」
「いや、いや。まだ付き合ってもないからキューピッドではないぞ。オフィーリアは良い子だ、是非上手くいってほしい! 僕もフローリアも望んでいる」
オフィーリアは可愛い。誰の目から見ても間違いなく可愛いだろう。フローリア嬢と友人になったから僕も親しく話せるようになったんだけど……
可愛い仕草、素直な性格。目が離せないくらいに可愛い。サツマイモ繋がりでうちに来た時は舞い上がりそうになったくらいだ。
父には“なんだ、オフィーリア嬢の事が好きなのか? 婚約者がいないのなら早く手を打てよ”などと揶揄われた。更に“嫁姑問題はうちには関係ないぞ”などと軽口も叩いた。息子を揶揄えるくらい父の心も落ち着いたようだ。
「オフィーリアが初恋の君なんだろう? 早く告白しろよ。誰かに取られても良いのか?」
「……良くない」
「え! ジルの初恋なの? 遅い初恋ね」
「……三年前」
「え? なにそれ!」
フローリア嬢に経緯を話したら、すごく盛り上がっていた。コイバナ? ってやつらしい。
「えー! もっと早く言ってよ! お茶会でオフィーリアに声をかけたのは私よ! すごいわね、私! キューピッドなのね」
「いや、いや。まだ付き合ってもないからキューピッドではないぞ。オフィーリアは良い子だ、是非上手くいってほしい! 僕もフローリアも望んでいる」