そうやってボーッと考えているうちに足を滑らせてしまい…。
うわっ。ヤバい…と思った瞬間体が宙に浮いて、
『落ちる!』と目をつむったけど…。
全然痛くない。あれっ!?と思って後ろを見たら
なんと駆くんがいたんだ。
もしかして、これってお姫様抱っこ?
私の推しの駆くんがこんなブサイクな私を抱っこだなんて似合わなさすぎる。
そうやっていろいろと考えていたら駆くんが
「だいじょうぶ?」と優しくいってくれた。
うわぁ(笑)超優しい。
そう思っているうちに視界が暗くなった。
<駆side)
うわぁ。こいつすげぇ熱じゃん。
よく学校これたななんて考えてると
廊下の向こう側が騒がしくなった。
すると、こちら側におれの最大の宿敵である
悟先輩がやってきた。
悟先輩について簡単に紹介するなら