8月1日。今日も学校へ行く準備をする。
学校に着くと自分の教室へ向かう。そして恋人のもとへ駆け寄る。
「おはよ怜央」
「あっ、唯花だおはよ!!」
ここ最近毎日だが、会った途端抱きしめてくるのはどうなのだろうか。
花火大会が終わり、私と怜央は付き合うことになった。そして私も先日、怜央が好きともう一度伝えることができた。
二人きりの教室。先生たちのいる職員室からも遠い。そんな状況下のため、最近の怜央は特に甘えてくる。
「唯花、今日は勉強やらなくていいからずっとぎゅってしてたい」
「いや、流石にだめでしょ」
「えぇ……」
あきらかに落ち込んでてかわいい。私の彼氏はがっつり犬系なんだなと実感する。
その頬に顔を近づけ、キスをすると、私は参考書やノートの準備をした。
「!?唯花……!?」
「ん、どしたの」
「もっかい!もっかい!」
「もう、しょうがないなあー、こんなに甘やかすのは今日だけだからね?」
今までの私は、恋することの甘さを知らなかった。恋を知った私の人生は明るく、ときどき甘い―――。
学校に着くと自分の教室へ向かう。そして恋人のもとへ駆け寄る。
「おはよ怜央」
「あっ、唯花だおはよ!!」
ここ最近毎日だが、会った途端抱きしめてくるのはどうなのだろうか。
花火大会が終わり、私と怜央は付き合うことになった。そして私も先日、怜央が好きともう一度伝えることができた。
二人きりの教室。先生たちのいる職員室からも遠い。そんな状況下のため、最近の怜央は特に甘えてくる。
「唯花、今日は勉強やらなくていいからずっとぎゅってしてたい」
「いや、流石にだめでしょ」
「えぇ……」
あきらかに落ち込んでてかわいい。私の彼氏はがっつり犬系なんだなと実感する。
その頬に顔を近づけ、キスをすると、私は参考書やノートの準備をした。
「!?唯花……!?」
「ん、どしたの」
「もっかい!もっかい!」
「もう、しょうがないなあー、こんなに甘やかすのは今日だけだからね?」
今までの私は、恋することの甘さを知らなかった。恋を知った私の人生は明るく、ときどき甘い―――。