「……わー、マジかー。」
だけど不意に、知絵ちゃんはそう呟いた。
片手に赤色のポスターカラーの容器を持ったまま、しまったという表情を浮かべている。
……もしかして。
「赤も切れちゃった?」
「ん、そうみたい。ていうか、赤“も”って事は……」
「そう、黄色もちょうど切れちゃったんだよね。」
「……そりゃ大変。」
知絵ちゃんは私の思っていた事を代弁してくれて、二人でうーんと考え込む。
そうしていたら、はっと手を打った知絵ちゃん。
「葉月ちゃん、もし良かったらだけどポスターカラー買い足しに行かない? もし何かあってもダメだしさ。」
「うんっ、もちろんいいよっ。」
私も買い足さなきゃって思ってたから、知絵ちゃんから言ってくれたのはありがたい。
大きく頷いて返事をしたら、知絵ちゃんはくるっとクラス全体に向けて大きめな声でこう尋ねた。
「今からちょっとポスターカラー買い足しに行くんだけど、他に必要なものとかあるー?」
「だったら緑もなかったはずだから頼んだー。」
だけど不意に、知絵ちゃんはそう呟いた。
片手に赤色のポスターカラーの容器を持ったまま、しまったという表情を浮かべている。
……もしかして。
「赤も切れちゃった?」
「ん、そうみたい。ていうか、赤“も”って事は……」
「そう、黄色もちょうど切れちゃったんだよね。」
「……そりゃ大変。」
知絵ちゃんは私の思っていた事を代弁してくれて、二人でうーんと考え込む。
そうしていたら、はっと手を打った知絵ちゃん。
「葉月ちゃん、もし良かったらだけどポスターカラー買い足しに行かない? もし何かあってもダメだしさ。」
「うんっ、もちろんいいよっ。」
私も買い足さなきゃって思ってたから、知絵ちゃんから言ってくれたのはありがたい。
大きく頷いて返事をしたら、知絵ちゃんはくるっとクラス全体に向けて大きめな声でこう尋ねた。
「今からちょっとポスターカラー買い足しに行くんだけど、他に必要なものとかあるー?」
「だったら緑もなかったはずだから頼んだー。」