『い・・・行こぉよぉ。』

亜季が切り出した。

『よぉぉぉし 行くぞォ』

『う・・・うん』

ちょうどそのゲームセンターの下が雑貨屋さんだったから

あわてることもないし。

『ねっ これかわいくない?』

どれどれ・・・

それはひッラひラでピッカピカで大きいキーホルダー。

真実ってどんな趣味してんの?

『あ・・・アタシはいいよ。』

『なァんだ。』

みんなさっきまでバラバラで楽しんでたのに

気がつけばみんな同じ場所にたむろってた・・・

『結局 集まっちゃったね』

『そうかなァ。』

って真実なに言ってるんだよォ。思いっきり

通路に集まってんじゃんかっ。

やっぱ真実ってちょっぴり天然なところは

全然かわってない・・・