キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン。

『玲。お疲れっ。』

肩に真っ白のタオルをかけられた。

『真実っ ありがとっ』

こうやっていつものように制服に着替えてクラスに戻る。

休み時間・・・

『ねェ。玲。今年のリレーのメンバーだれになるんだろ?』

アタシの席から斜め前の亜季が話しかけてきた。

『うーん。3年生の人中心なんじゃないの?最後だし。』

『そうだよねェじゃアタシらは来年カナ?』

『わかんないよォ。ウチの学年 陸上 入ってる人多いし。まァ。亜季は
タイム早いし入るかもね。』

『バカッ。玲もこの頃良いタイム出してんじゃん。ってか弱気になってどうすんの?
アタシらは4人で大会出て優勝しまくるんだからっ』

叶えばいいけどねェ。前向きだね。亜季はッ。うらやましいよっ。

『亜季ぃ。玲ぃ。真実が呼んでるよっ。』

志穂が来た。別に全員同じクラスなんだから

声出せよっ。

『どうしたのォ?』