「き、聞こえてましたか!?」
「そりゃあこの距離にいたらね。というか由香ちゃん、敬語じゃなくていいよ。昔みたいにかずくんって呼んで」
久我くんは、言いながら私の右手を取って、ちゅ、と手の甲にキスをした。
「なっ!? く、く、久我くん……っ!?」
「かずくん、だよ?」
目を細めて、じっと私を見つめる様子は、いつもの久我くんと違う。
いつもが純白の羽根を纏っていそうな雰囲気だとしたら、今は漆黒の羽根を纏っていそうな感じ。
私は勢いに押されて、「は、はい」と答えていた。
「かず、くん……」
「うん。なぁに?」
にこっと、キラキラしたいつもの笑顔に戻る。
好きな人の新たな一面を見てしまった私は、1人、ドキドキしていた。
「あ、あの……本当に私のこと、好き、なの……?」
「そりゃあこの距離にいたらね。というか由香ちゃん、敬語じゃなくていいよ。昔みたいにかずくんって呼んで」
久我くんは、言いながら私の右手を取って、ちゅ、と手の甲にキスをした。
「なっ!? く、く、久我くん……っ!?」
「かずくん、だよ?」
目を細めて、じっと私を見つめる様子は、いつもの久我くんと違う。
いつもが純白の羽根を纏っていそうな雰囲気だとしたら、今は漆黒の羽根を纏っていそうな感じ。
私は勢いに押されて、「は、はい」と答えていた。
「かず、くん……」
「うん。なぁに?」
にこっと、キラキラしたいつもの笑顔に戻る。
好きな人の新たな一面を見てしまった私は、1人、ドキドキしていた。
「あ、あの……本当に私のこと、好き、なの……?」