「わぁ〜!ここが屋上⁉︎景色いいね!」

「でしょ?私のお気に入りの場所なの」

さっきまでしょんぼりしていたなぎさくんは、屋上の景色を見て笑顔になる。

「うさぎちゃ〜ん、なんでさっき僕を真っ先に誘ってくれなかったの?」

「えっ⁉︎そ、それは……」

言えない……。

クラスの子と上手くいってないとか、なぎさくんが私の知らないなぎさくんになっちゃう

かと思ったなんて言えない!