てっきり、私が断られるのかと思ってた……。

すると突然なぎさくんが立ち止まって、背中に思いっきりぶつかってしまう。

「なぎさくん?どうかしたの?」

「う、うさぎちゃん……どこに行くんだっけ?」

「え?」

そういえば言ってなかったような気も……。

「屋上に行こうとおもってたんだ」

「あ、屋上か、わかった」