それからひよりは8時になっても学校へは来なかった。



いつもより手際の悪い後始末をして、



部室でユニから制服へと着替えていた時だった。





「飛田、ちょっと来なさい」



「え、あ、はい!」





突然部室の外で聴こえた声に、俺は慌てて返事をする。



シャツのボタンを留めて、外へ出た。



立っていたのは、顧問と、俺とひよりの、担任だった。