髪を靡かせながら走って部室に入っていくひより。



からかう海晴と、からかわれる千里。



それを見て笑う仁。



エアサロとテープを持って出てくるひよりに、手伝おうと近づく幾。



それから、その騒ぎを止めにいく俺。



それがいつもの光景で、いつもの俺達。








絶対に色褪せる事の無い記憶。



ずっとずっと、続くもんだとばかり、思ってた。



そんな愚かな俺たちは、失ってから気づく、餓鬼だった。