今だから思えるのかもしれないけど、

ずっと孤独だったことや絵里とのこと、不登校だったこともイジメも


無駄だったとは思わない。その中で物事の大切さや儚さを知ったから。

私一人では耐えられなくても、母や陸や綾子おばさんが支えてくれることで
乗り越えられる試練だったのだと思う。

試練を乗り越え、道を見つけた私は失ったものと同じくらい大切なものを手に入れた。







世の中は不公平







だけど、それだけじゃないことを知った。


どんなに壁が高くても、難なくそれを壊してくれる友達もいる。

どんなに闇が怖くても、道を照らしてくれる人がいる。





全てを無駄なんかじゃなかったと思えた今、生きていることがどれほど素晴らしいことなのか気づいた。