私は笑われながらゴミ箱を取りに行き、

机の上にある汚いものを手でゴミ箱に掻き落とすように入れた。





「やだー。汚い〜」



「大丈夫。貧乏人はお腹が減ったらゴミでも食べちゃうから。」


「てゆうか、犯罪者の娘なんてゴミと同じじゃん。」




ユキとナギサが次々にそんな言葉を出すと、佳代と千春も笑って聞いていた。






最低…………………




…………ああ……






数日前の時間に戻りたい。






かんなと弥生に会いたい






お母さんに…………





会いたい………







私がゴミ箱を戻そうとすると


ナギサの脚に引っかけられて

勢いよく教室の床に転んだ。






持っていたゴミ箱が手から離れ中身が飛び出す。






ケラケラと笑い声が溢れる。






もう………………






いや…………