「あっ出た出た!!」
向こうから複数の男の人の声が聞こえる。
「この番号にかけたら、いつでもやらしてくれるって教えてもらったんだけど本当?」
「まじかよラッキー」
軽い声が耳に伝わり私は怖くなって
『そんなことあり得ません!!!』
と言い電話を切った。
急に寒気がして、呼吸が乱れる。
やだ……………怖い…………やだやだ……………
私は怖くて携帯の電源を切った。
絵里たちがやったんだ。
どうやって私の番号を…??
絵里は昔もそうだった。
私を地獄に突き落とすには手段を選ばない。
親の地位を利用して、気に入らないものをとことんゴミにしようとする………
そんな女なんだ。