『……………』
嫌い
嫌い
あんたのことが嫌い
よっちゃんの言葉は鋭く尖って、私の心臓に突き刺さった。
「無愛想で可愛くもない、一緒にいてもなんの面白みもないあんたなんかが、なんで私たちのグループにいるのかわかんない。」
『…よっちゃ……』
「ずっと思ってた。」
よっちゃんは私を思い切り睨みつけた。
「あんたなんか早く、絵里ちゃんに嫌われればいいのにって。」
足の先から頭へと、寒気が登った。
「みんな思ってるよ。」
よっちゃんが言い残した言葉に
自分はやっぱり嫌われていたんだと怯えた。
少しずつ、
変わっていけると期待して
楽しいと思っていたのは私だけだっんだ。
私の居場所は
ない。