楽しい時間はあっという間に過ぎた。
パスタ屋さんを出た後
3人でショッピングモールへ買い物をしに行った。
お揃いのシャーペンを買った。
弥生が青で
かんなが黄色
私は赤のシャーペン。
それから3人でプリクラを撮ったりして騒いでいるうちに
すっかり夜になっていた。
『また遊びにおいでね。』
「うん。」
バスに乗り宿泊しているホテルに向かうかんなを見送る。
かんなはお母さんと一緒に来ているらしく、明日の朝には帰ってしまうのだ。
「私たちも今度九州に遊びに行くからさ!」
弥生の言葉に私も笑って頷くと、
かんなは寂しそうにしていた顔をあげて
にっこり笑い返してくれた。
2人と過ごした1日は夢のように楽しかった。
連休が終わるとまた地獄の日々が始まるのかと思うと、吐き気がした。