その次の日から私はまた一人になった。





あの後、休み時間が終わるチャイムの音とともに教室に戻った私は

絵里ちゃんや、
そのグループの女の子たちから痛い視線を浴びた。






何度も誤解をとこうとしたけれど、絵里ちゃんは目すら合わしてくれなくて

みんなも私の存在を拒否していた。







1日の授業が全て終わり、
みんなランドセルを背負い帰っていく。





『待って、よっちゃん。』



私は教室から出て行こうとするよっちゃんを引き止めた。


よっちゃんは嫌そうな顔して振り向いた。


『…どうして…あんなこと言ったの…?








よっちゃんは



少しの間、私の足元あたりを見つめ黙っていた。



そして、顔を上げて

バカにするように小さい笑い言い放った。





「あんたのことが嫌いだからだよ。」