「じゃあ今日の重大発表にいくか」
「うん。では発表します」
「おう」
そして大きな文字が現れる。
そこに書かれていたのは「ソロ曲制作決定」という文字だった。
知っていた情報のはずなのに、私は今初めて知ったように胸が高鳴っていた。
今この放送を見ているファンも高揚し、皆のコメントが弾幕のように流れていった。
「俺たちのソロ曲は初めてなんだよな」
「うん。僕の方は曲が出来て、これからレコーディングなんだ」
「カナトは曲が出来た日からずーっと歌詞眺めてるよな」
「うん。スゴく素敵な曲だから、皆楽しみにしてて」
カナトの言葉に笑みが溢れる。私の作った曲を、言葉を、大切にしてくれているコトが嬉しかった。
「俺の方もこれから作っていくから皆待っててくれよな」
満面の笑みで伝えられたハルカの言葉に答えるコメントは止まらない。いつもだったらファンとして、楽しみにしているという気持ちを伝えていただろう。しかし今の私は制作側の人間でもあった。楽しみな気持ち以上に私が作る曲で良いのだろうかというプレッシャーを感じていた。
「絶対にいい曲届けるから」
ハルカは優しく、その上で強い決意を感じられる声でそう言った。その言葉に私はもう一度気を引き締める。
「いい曲を作ろう」
私はそう小さく呟いた。
そして机の上に置かれているカレンダーを見る。
明日に大きく付けられている丸印。その中には「ハルカ 打ち合わせ」と予定が書き込まれていた。
「うん。では発表します」
「おう」
そして大きな文字が現れる。
そこに書かれていたのは「ソロ曲制作決定」という文字だった。
知っていた情報のはずなのに、私は今初めて知ったように胸が高鳴っていた。
今この放送を見ているファンも高揚し、皆のコメントが弾幕のように流れていった。
「俺たちのソロ曲は初めてなんだよな」
「うん。僕の方は曲が出来て、これからレコーディングなんだ」
「カナトは曲が出来た日からずーっと歌詞眺めてるよな」
「うん。スゴく素敵な曲だから、皆楽しみにしてて」
カナトの言葉に笑みが溢れる。私の作った曲を、言葉を、大切にしてくれているコトが嬉しかった。
「俺の方もこれから作っていくから皆待っててくれよな」
満面の笑みで伝えられたハルカの言葉に答えるコメントは止まらない。いつもだったらファンとして、楽しみにしているという気持ちを伝えていただろう。しかし今の私は制作側の人間でもあった。楽しみな気持ち以上に私が作る曲で良いのだろうかというプレッシャーを感じていた。
「絶対にいい曲届けるから」
ハルカは優しく、その上で強い決意を感じられる声でそう言った。その言葉に私はもう一度気を引き締める。
「いい曲を作ろう」
私はそう小さく呟いた。
そして机の上に置かれているカレンダーを見る。
明日に大きく付けられている丸印。その中には「ハルカ 打ち合わせ」と予定が書き込まれていた。