ー2日後ー
「Reiさん...?」
「は、はい!」
「お待たせしました」
「あっ、い、いえ!全然大丈夫です!」
私とカナトは曲の打ち合わせの為、待ち合わせをしていた。
最初の打ち合わせのように事務所で行われるかと思っていたが、カナトの提案により、彼が気に入っているお店で打ち合わせをするコトになった。そのお店はお客さんもまばらで、静かな雰囲気が心地いい所だった。
おそらくバレないようにする為に被っている帽子もとても似合っており、私の鼓動は更に早くなる。
カナトは席につき、私が先に頼んでいたカフェラテを見る。
「カフェラテ好きなの?」
「はい!好きです」
「じゃあ僕もそうしようかな」
そう言ってカナトはカフェラテを頼む。
「このお店来たコトある?」
「い、いえ!初めてです。静かで良いお店ですね」
「そうだよね。最近見つけたんだけど、雰囲気が好きで何度か来るようになったんだ」
静かなカフェに佇むカナトは様になっていた。楽しくて華やかなライブでも静かなカフェでもカッコいいカナトを見て「あぁやっぱり私の推しだなぁ」と心の中で思った。
「ハルカにReiさんとこのお店で打ち合わせしてくるって言ったら俺と一緒に行くのが先だろ!って言ってきたんだよ」
カナトは笑いながら言う。
ハルカが怒っている様子が目に浮かび、私も笑いを溢す。
「本当にハルカはカナトのコト好きなんですね」
「ありがたいよね。僕がこの道に連れ込んで、辛いコトも沢山あるだろうに、それを見せずに頑張ってくれて...」
「カナトがハルカをアイドルに誘ったんですか?」
「うん。そういえばハルカと会ったのって僕と初めて会った高台だったんだよね?」
「え、はい」
「僕とハルカもその高台で初めて会ったんだ」
「そうなんですか!?」
「偶然会って、その時に一緒にアイドルやらない?って言ったんだ。そして僕と一緒にアイドルオーディションに受かったのがハルカだって知った時はもうビックリしたよね」
カナトとハルカにそんな過去があったなんて知らなかった。
知らなかった事実を知るコトができ、私のメモを取る手が止まらない。
「そんな経緯があって、ずっと仲の良いユニットでいられてるんですね」
「うん。沢山ハルカに助けられてるよ」
「ハルカも同じコトを言うと思いますよ」
「ふふっ。そうだと良いな...」
そんな話をしていると、カナトが頼んだカフェラテが届いた。
カナトはカフェラテを一口飲み、美味しいと小さく呟く。
「それにしてもハルカがReiさんに曲を作ってもらいたいって言った時はビックリしたな」
「私も作曲依頼が来た時は驚きました...。ハルカはどうして私に頼んだんでしょうか...」
「ハルカとは偶然会っただけなんだよね?」
「はい。ハルカには曲作ってるコトも言ってないのに...」
「あ、それは僕が言ったんだ。ちゃんと聞いてはないけど、ハルカは前からReiさんのコト知ってたんじゃないかな」
「そうなんですか?」
ハルカは私の曲を聞いてくれていたのだろうか...。今度話せる時に聞いてみようと思った。
「僕も改めてReiさんの曲聴いて、スゴく良いなって思ったんだ。僕たちの曲作って貰えるコトになって嬉しいよ」
「それはこっちの台詞です!大切なソロ曲を作らせて貰えるなんて嬉しすぎます!精一杯作らせていただきます!」
「うん。ありがとう」
そうして私たちはカナトの初のソロ曲について話し始めた。
「Reiさん...?」
「は、はい!」
「お待たせしました」
「あっ、い、いえ!全然大丈夫です!」
私とカナトは曲の打ち合わせの為、待ち合わせをしていた。
最初の打ち合わせのように事務所で行われるかと思っていたが、カナトの提案により、彼が気に入っているお店で打ち合わせをするコトになった。そのお店はお客さんもまばらで、静かな雰囲気が心地いい所だった。
おそらくバレないようにする為に被っている帽子もとても似合っており、私の鼓動は更に早くなる。
カナトは席につき、私が先に頼んでいたカフェラテを見る。
「カフェラテ好きなの?」
「はい!好きです」
「じゃあ僕もそうしようかな」
そう言ってカナトはカフェラテを頼む。
「このお店来たコトある?」
「い、いえ!初めてです。静かで良いお店ですね」
「そうだよね。最近見つけたんだけど、雰囲気が好きで何度か来るようになったんだ」
静かなカフェに佇むカナトは様になっていた。楽しくて華やかなライブでも静かなカフェでもカッコいいカナトを見て「あぁやっぱり私の推しだなぁ」と心の中で思った。
「ハルカにReiさんとこのお店で打ち合わせしてくるって言ったら俺と一緒に行くのが先だろ!って言ってきたんだよ」
カナトは笑いながら言う。
ハルカが怒っている様子が目に浮かび、私も笑いを溢す。
「本当にハルカはカナトのコト好きなんですね」
「ありがたいよね。僕がこの道に連れ込んで、辛いコトも沢山あるだろうに、それを見せずに頑張ってくれて...」
「カナトがハルカをアイドルに誘ったんですか?」
「うん。そういえばハルカと会ったのって僕と初めて会った高台だったんだよね?」
「え、はい」
「僕とハルカもその高台で初めて会ったんだ」
「そうなんですか!?」
「偶然会って、その時に一緒にアイドルやらない?って言ったんだ。そして僕と一緒にアイドルオーディションに受かったのがハルカだって知った時はもうビックリしたよね」
カナトとハルカにそんな過去があったなんて知らなかった。
知らなかった事実を知るコトができ、私のメモを取る手が止まらない。
「そんな経緯があって、ずっと仲の良いユニットでいられてるんですね」
「うん。沢山ハルカに助けられてるよ」
「ハルカも同じコトを言うと思いますよ」
「ふふっ。そうだと良いな...」
そんな話をしていると、カナトが頼んだカフェラテが届いた。
カナトはカフェラテを一口飲み、美味しいと小さく呟く。
「それにしてもハルカがReiさんに曲を作ってもらいたいって言った時はビックリしたな」
「私も作曲依頼が来た時は驚きました...。ハルカはどうして私に頼んだんでしょうか...」
「ハルカとは偶然会っただけなんだよね?」
「はい。ハルカには曲作ってるコトも言ってないのに...」
「あ、それは僕が言ったんだ。ちゃんと聞いてはないけど、ハルカは前からReiさんのコト知ってたんじゃないかな」
「そうなんですか?」
ハルカは私の曲を聞いてくれていたのだろうか...。今度話せる時に聞いてみようと思った。
「僕も改めてReiさんの曲聴いて、スゴく良いなって思ったんだ。僕たちの曲作って貰えるコトになって嬉しいよ」
「それはこっちの台詞です!大切なソロ曲を作らせて貰えるなんて嬉しすぎます!精一杯作らせていただきます!」
「うん。ありがとう」
そうして私たちはカナトの初のソロ曲について話し始めた。