次々と前に居た人達がいなくなっていく。
「次、73番の方」
「は、はい!」
私の番号が呼ばれ、立ち上がる。そして深呼吸をし、前に歩いていく。
「ここでお待ちください」
スタッフに言われた所で立ち止まる。この仕切りの先にカナトが居る。
「それではどうぞ」
その声と共に仕切りが開かれ、中にいるカナトが見えた。
嬉しさで泣きそうになるのを必死に堪える。
「こんにちわー」
優しく私を見つめるカナト。あぁ...ずっと好きな人が今目の前に居て私を見てくれてる。それだけで幸せな気持ちでいっぱいになった。
「こ、こんにちわ!」
「今日は来てくれてありがとう」
そう言って私の手を握ってくれるカナト。
温かく包まれた手にドキドキが伝わってしまいそうになる。
私は目の前のカナトを見る。カナトは私の言葉を待ってくれていた。
伝えたいコトは沢山ある。それでも1番伝えたいコトを伝えようと強く思った。
「私...2年前スゴく辛い時期があって...。でもカナトと出逢えて救われたんです。私を救ってくれて...生きる希望になってくれてありがとう」
重いだろうか。それでも私の気持ちはそれくらい強く、大きいものだった。
カナトは優しい顔をしたまま答える。
「ありがとうって言ってくれてありがとう。でもね、救われてるのは僕の方だよ。応援してくれて、嬉しい言葉を伝えてくれる君がいるから頑張ろうって思えるんだ。ありがとう」
あぁ...この人はどうしてこんなに優しいんだろう...。
どうしてありがとうって言ってくれるんだろう...。
カナトは私に沢山の嬉しいコトをしてくれた。でも私はカナトに何もできてない。それでもあの日と変わらない優しい顔で、温かい声で幸せな言葉をくれる。
やっぱり私はカナトが好きだ。
「ありがとう。私カナトと出逢えて良かった」
きっとカナトは私を救ったコトを覚えてない。
でも...私はずっと忘れないよ。
ずっとずっと大好きだよ。
「うん!今日は来てくれてありがとう!」
そこでスタッフに動くようにと促された。
私は最後に精一杯の想いを込める。
「ずっとずっとありがとう!大好きだよ!」
「うん!また会おうね!」
あぁ...本当に嬉しい言葉ばかりくれる。
そんな優しい貴方が大好きだよ。
握手を終え、手を振ってくれるカナトに、私も手を振り返した。
「次、73番の方」
「は、はい!」
私の番号が呼ばれ、立ち上がる。そして深呼吸をし、前に歩いていく。
「ここでお待ちください」
スタッフに言われた所で立ち止まる。この仕切りの先にカナトが居る。
「それではどうぞ」
その声と共に仕切りが開かれ、中にいるカナトが見えた。
嬉しさで泣きそうになるのを必死に堪える。
「こんにちわー」
優しく私を見つめるカナト。あぁ...ずっと好きな人が今目の前に居て私を見てくれてる。それだけで幸せな気持ちでいっぱいになった。
「こ、こんにちわ!」
「今日は来てくれてありがとう」
そう言って私の手を握ってくれるカナト。
温かく包まれた手にドキドキが伝わってしまいそうになる。
私は目の前のカナトを見る。カナトは私の言葉を待ってくれていた。
伝えたいコトは沢山ある。それでも1番伝えたいコトを伝えようと強く思った。
「私...2年前スゴく辛い時期があって...。でもカナトと出逢えて救われたんです。私を救ってくれて...生きる希望になってくれてありがとう」
重いだろうか。それでも私の気持ちはそれくらい強く、大きいものだった。
カナトは優しい顔をしたまま答える。
「ありがとうって言ってくれてありがとう。でもね、救われてるのは僕の方だよ。応援してくれて、嬉しい言葉を伝えてくれる君がいるから頑張ろうって思えるんだ。ありがとう」
あぁ...この人はどうしてこんなに優しいんだろう...。
どうしてありがとうって言ってくれるんだろう...。
カナトは私に沢山の嬉しいコトをしてくれた。でも私はカナトに何もできてない。それでもあの日と変わらない優しい顔で、温かい声で幸せな言葉をくれる。
やっぱり私はカナトが好きだ。
「ありがとう。私カナトと出逢えて良かった」
きっとカナトは私を救ったコトを覚えてない。
でも...私はずっと忘れないよ。
ずっとずっと大好きだよ。
「うん!今日は来てくれてありがとう!」
そこでスタッフに動くようにと促された。
私は最後に精一杯の想いを込める。
「ずっとずっとありがとう!大好きだよ!」
「うん!また会おうね!」
あぁ...本当に嬉しい言葉ばかりくれる。
そんな優しい貴方が大好きだよ。
握手を終え、手を振ってくれるカナトに、私も手を振り返した。