私はこれから先の展開を想像して胸を高鳴らせた。
100万ポイントまではすごく遠いを思っていたけれど、今少し近づいた気がする。


「私はこれからも頻繁にお見舞いにくるよ? できれば毎日」

「うん……そうしてくれると嬉しいかな」


浩二が顔を上げる。
その顔は本当に嬉しそうだ。


「俺、女の子と付き合ったことがないけど、それでも大丈夫?」


その問いかけはさっきの告白に対して聞いているんだろう。
私は大きくうなづいた。

むしろそっちのほうがなにかとやりやすそうだ。


「もちろんだよ」

「じゃあ……俺と付き合ってくれる?」


小首を傾げて訊ねてくる浩二に私は満面の笑みで頷いたのだった。