「空野優。会長が待っている、ついて来い」
「あっ、はい……!」
そう言われて私は、生徒会の人と一緒に生徒会寮へ向かった。
それにしてもこの人、雰囲気が重めで怖かったけど、よく見たらめっちゃ美形なんだなぁ……。なんか意外かも?
するとその人は突然私の方を向いてきた。
「あっごめんなさいじろじろ見ちゃって!綺麗だなって思って……」
「?何言ってるんだお前は……?」
もしかして何も言わない方がよかった系!?やっちゃった……。
「そういや真紘がお前に興味示してたぞ、人に関心を持つなんて珍しいことだが」
「えっ、僕にですか!?なんで!?」
「さあ。俺にあいつの考えることはわからないよ。」
そう言ったっきり、その人は黙ってしまった。
また私地雷踏んじゃったかな……!?
そう考えているうちに、生徒会室とドアに刻まれている部屋に着いた。
「ここが生徒会室だ、今日からお前も生徒会役員となる為、この部屋に通うように」