お父さんもお母さんも、文句も言わず同意してくれた。
しかもお母さんに関しては、ノリノリで準備をしてくれている。
「ウィッグとさらしと、学校から届いた制服……優、一回これ全部やってみてくれない?」
「はーい!」
ウィッグもさらしも初めて使うから、うまくつけれなかったけど……、じきに慣れていくから大丈夫か!
制服を着て、鏡で自分を見てみると、女顔のかわいい系男子にしか見えなかった!!
お母さんにもこの姿を見せに行く。
「え、すごく似合ってるよ優!まるで本当の男の子みたい!」
お母さんも大絶賛でよかった。あとは私が女だってバレないように学校生活を気を付ければ大丈夫!なはず!
「ああ、優?あとね、ここの学校は、生徒が必ず寮に入らなくてはいけないらしいんだ。」
「えっ……!?」
「大丈夫、理事長に頼んで一人部屋にしておいてもらったよ」
「よかった、ありがとうお父さん……!」
焦った、結構がちめに。
まあなにはともあれ、来週から始まる男子校で男装生活、楽しみだな……!!