「優連れてきた」

「失礼しますっ……!」



真紘さんと生徒会室へ入ると、他の三人はもう集まっていた。

隼人さんは昨日一緒に仕事をしていたこともあり、随分雰囲気が柔らかくなった気がする……!



「今日お前らを集めたのは、優の仕事についてだ」



えっ、私……!!?

仕事についてって……、何かしでかしちゃってたかな?



「じゃあまず、発案者の隼人から」

「時間も限られているし、率直に言おう。空野優は使える」

「使える……?あの、僕の作業に何か不満があるんじゃないんですか?」

「ん?いや不満は何一つない。……いやあったな。優ができすぎて俺が惨めになるくらいだ」



不満がないと言ってもらえてだいぶ安心した。

ん?安心できないじゃん!隼人さんを惨めにさせるのはだめだ!

そう思って私が隼人さんに向かって頭を下げていると。凛空さんが悪戯っぽく微笑んで口を開いた。