生徒会副書記、宇賀大希。副書記というのは名ばかりで、データの管理や修復、リサーチなど、ネットワークを駆使した仕事をしている。

生徒会書記・庶務、早乙女凛空。持ち前の適応力で雑用から重要職までやりこなす。かわいい見た目で実は腹黒などの噂が立っている。

生徒会副会長・会計、佐伯隼人。個性的すぎる生徒会メンバーの中で、唯一常人だと言われるが、その家庭は裏社会へ通じているらしい。

そして生徒会長、橘真紘。天性のカリスマ性をもち、校長、理事長よりも決定権のある、学校の最高権力者になった。

これらのトップ4の情報を樹から教えてもらったところでチャイムが鳴ったため、私たちは授業を受けた。

それにしても、生徒会の皆さんってすごいんだなぁ……。そんな中に私が混ざっていいのか……?

そんな不安を感じ、周りに負けないように私自身ももっと頑張ろうと思った。

そして昼休み。大体の生徒は食堂に昼食を食べに行く。

私も樹と一緒に食堂へ向かっていた。