「優おはよ!どうよ、生徒会寮」
「それがさ……、」
私は樹に昨日の夜、そして今日の朝の出来事を話した。
終始樹は目を丸くしていたけど、どうしたんだろう?
「え……えっ、あの生徒会長がそんな風に……!?すげーよ優!心開かれてるなんて!!」
「すごいのか僕は……?面白いって言われてばっかだけど……」
「それでもよ!兄ちゃんも言ってたけど、会長が入学してからは、まともに話すのはトップ4だけだったらしいのに!」
トップ4……?なんだそりゃ?
いまいちわからなかったから、樹に聞いてみることにした。
「ねえ樹、そのトップ4ってなに?」
「えっ、優知らねーの!?」
うん、残念ながら私にはわかりません……。
「トップ4っていうのは、今の生徒会メンバーのことなんだ。この学校開校以来いちばん優秀な生徒会なんだってよ!」
そのあと樹がしてくれた話は、生徒会メンバーの皆さんについてのことだった。