私と会長さんが一緒に寝る……という変な想像をしてしまって、顔も熱いし舌も回らない。



「い、いや……遠慮しておきましゅっ!あっ……」



しまった。案の定噛んだ。

さらに恥ずかしい思いをして、穴があったら入りたいとはこういうことなのか、と思い知らされる。



「顔赤くなってるし盛大に噛んでたし。お前は今までの奴と違う、面白い」

「うう、私面白いキャラじゃないんでしゅけどっ……また噛んだし!」

「お前名前は……優だったな。優、改めてよろしくな」



会長さんに心を開いてもらえた感じする……っ!

嬉しくてつい笑顔になってしまう。



「こちらこそよろしくです、会長さん!」



すると会長さん、何かご不満の様子。

なんだろ、私何か気に障ることしちゃったかな……?



「優、その会長さんってのやめろ」

「えぇっ……じゃあ何て呼べばいいんですか?」

「呼び捨てでいい」