「まったく、いつからいたの」














さくらに対して問いかける














樹「最初からいたよね〜














僕と一緒にするっと部屋に入ってきて」














さくら「わふっ!」














「もう~、」














樹「凛ちゃんのこと心配だったんだよね〜」














さくら「わふっ!」














「凛、心臓まだ痛い?」














凛「すこし、」














樹「春の様子みたいから、あとよろしくね」














「了解、ありがとうな」














バタン














「少し横になる?」














凛「ならない、怖い」














「そっか、怖いか














なら抱っこしていようか」














凛「うん」














「凛、なんか不安なことあるの」














なければ、こんな発作起きないと思うんだけど














凛「ベットで横になるのが怖い、」














「うん」














凛「あとは、夢見るから寝るのも怖い」














「そっか、なるほどね」














寝るのが怖い。か














流石に寝させないわけにもいかないしな














かと言って夢を見させない方法もないし














「凛、薬やっぱり怖い?」














凛「うん、また怖くなってきちゃった」














「そっか、」














最近は大丈夫そうだったけど














やっぱりお父さんの1件があったから














そりゃあ大丈夫じゃなくなるよな














大丈夫な時もダメな時もあるのが














トラウマであるわけで、














凛「やっぱり、凛がいい子じゃなかったから」














「凛、その言葉使うのやめようって言ったよな」