「打撲はしてるけど、すぐ治りそう














問題は精神的な部分かな














殴られたショックからなのか














幼児退行が酷いね」














京「だよな、」














「精神的にもかなり不安定














パニック発作が出る可能性も高いし














暫くの間は慎重に見ていかないとかも」














愛「しばらく、京の家に泊まるでしょ?」














「うん、そうするつもり。













凛ちゃんと春のこと考えると














京か僕、どっちかは常にいないと














状況的にかなり厳しい」














京「確かに」














「院長にはもう話通ってて














心のケア最優先にってことだった














欠員のことは考えなくていいって














困った時はお互い様だって言ってた」














京「ありがたきお言葉、」














ガラガラ














愛「春、髪ボサボサ(笑)」














もう~、と言いながら














直してあげる姿は、お姉ちゃんっぽい














春のほうがお兄ちゃんなのに














実際にみると、末っ子に見える(笑)














凛「んっ、」














春「りんっ、」














京「はーる、凛びっくりしちゃう」














凛「...はる、くん」














凛ちゃんは春のことを














じっと見つめて、涙を流した














「凛ちゃん、分かる?」














凛「樹せんせ、」














意識は大丈夫そうだな、














京「凛、良かった」














凛「けい」














京「うん、もう大丈夫だからな」














そういって凛ちゃんを抱き寄せる