樹「凛ちゃん」














凛「樹せんせ、」














樹「うん、どうしたの」














凛「家帰りたい、」














「凛、自分の状況わかってる?」














樹「けい〜、」














「だってそうだろ」














樹「凛ちゃんも分かってると思うよ」














「分かってないから言ってんだろ、」














樹「けい」














「凛は何も分かってない」














樹「京!」














凛「ごめんな...さい」














樹「凛ちゃん、大丈夫だよ」














凛「帰りたいって言ってごめんなさい、














もう言わないから怒らないで...」













樹「怒ってないよ、大丈夫」














俺何やってんだろう、














凛のこと支えてくって決めたのに














逆に追い詰めて、最低だ














「あとは任せるわ」














樹「え、ちょっと...」














ガラガラ、バン














医局に戻って、














医局の隣の仮眠室で横になった。














凛のこと、守りたかっただけなのに














そんなことばかり考えて














気づいたら、かなり時間が経ってた














春「やっぱり、ここにいた」














「はる、」














春「樹くんから聞いた。」














「...」














春「とりあえず、立って」














そういって、春に無理やり起こされて














腕を掴まれて、つれてかれた














コンコン














春「入って、」














なかなか入ろうとしない俺に














しびれを切らした春がいう