凛「でも、」














「もちろん言ってほしいけどさ














無理なときはしょうがないよ














俺こそ気づけなくてごめんな」














凛「(フルフル)」














ガラガラ














樹「はい、氷














当てておけば、痛みも腫れも治まるから」














凛「ありがと、」














樹「どういたしまして」














「反対でやるか、」














樹「だね、流石に痛そうだし」














「だな、」














樹「凛ちゃん、反対の腕で血圧測るね」














凛「(コク)」














プシュー、














樹「脈も血圧も正常、大丈夫そうだね」














「だな」














凛「けい、ギュってして」














「うん、しような」














樹「僕、戻るからなんかあったら連絡して」














「了解〜」














凛「けい、」














「ん?どうした」














凛「家、帰る」














「う~ん。ほら、まださ...ね」














凛「もう大丈夫」














「大丈夫じゃないから言ってるの」














凛「もういいもん...」














ピンポーン














「え、ちょっと、凛」














樹「京、どうした?」














凛「樹せんせ、」














樹「...凛ちゃん、どうしたの」














てっきり俺が鳴らしたと思ってたみたい














凛「家帰る」














樹「...今そっち行くからまっててね」














「りーん、」














凛「帰りたい、」














ガラガラ