「見せたくない、」
京「うん、分かった
見せなくて大丈夫だから落ち着こ」
京は寄り添ってくれた
泣くことしかできない凛に
傷つけることしかできない凛に
大丈夫だよって
見せなくていいよって
言葉をかけて落ち着かせてくれた
もうこんな人生終わりにしたかった
京に頼ってばかりの自分を
どうにかしないと、と思った
だけど、今の凛は泣くことしかできなかった
❅❅❅
‘お前さ、邪魔なんだよ!’
‘生きてるだけでお荷物の害虫’
‘お前が死んでくれたら楽なんだけどな’
「っ、はぁはぁ」
あれから、凛はずっと泣いてた
体の水が全部なくなるくらいまで泣いた
そして、泣きつかれて寝てしまった。
だけど、夢って不思議なもので
凛の痛いところを、
見たくない部分を見せてくる
それがすごく辛かった
もうお父さんのことは恨んでない
‘死んでくれたら’なんて思ってない
凛は凛の人生を生きていくから
そっちはそっちの人生を生きて。って
思ってるのに、なんで。
凛のことほっといてほしかった
もう凛にかかわらないほしかった
もう夢にも出てこないでほしかった
それなのに、なんで
凛はもう前を向いて生きたいのに
一生消えない、心の傷
一生、抱えて生きていかないといけない傷
今さら親に愛されたいとは思わない
けど、あの時愛されていたら
ちゃんと凛のことを大切にしてくれてたら
凛のことを大切にしてくれてる人たちを
もっと信じられて頼れて
自分のことも大切な人のことも
大切にできたと思う
だけど、親には愛されなかった
それはたった1つの事実で
この先一生変わることのない事実
思い出して、思い出されて
そのたびにパニックになる
そんな生活もうつかれたんだ
だから、もう終わりにしよう
ふと、隣で寝ている京をみた
昨日は夜勤だったのに
病院に行って
帰ってきたら凛があんなんで
寝る時間もなかったんだろう
ごめんね、京
京に手紙を書いた
短い文章だったけど
精一杯の気持ちを込めた
それを机の上において
凛は海に向かった
流石に日が上ってない海は寒かった
「ザァー」
波の音も今は雑音にしか聞こえない
さようなら、大好きな京
もしも、来世があったら
また京と出会って恋をしたい
だから、またね、京。
京「うん、分かった
見せなくて大丈夫だから落ち着こ」
京は寄り添ってくれた
泣くことしかできない凛に
傷つけることしかできない凛に
大丈夫だよって
見せなくていいよって
言葉をかけて落ち着かせてくれた
もうこんな人生終わりにしたかった
京に頼ってばかりの自分を
どうにかしないと、と思った
だけど、今の凛は泣くことしかできなかった
❅❅❅
‘お前さ、邪魔なんだよ!’
‘生きてるだけでお荷物の害虫’
‘お前が死んでくれたら楽なんだけどな’
「っ、はぁはぁ」
あれから、凛はずっと泣いてた
体の水が全部なくなるくらいまで泣いた
そして、泣きつかれて寝てしまった。
だけど、夢って不思議なもので
凛の痛いところを、
見たくない部分を見せてくる
それがすごく辛かった
もうお父さんのことは恨んでない
‘死んでくれたら’なんて思ってない
凛は凛の人生を生きていくから
そっちはそっちの人生を生きて。って
思ってるのに、なんで。
凛のことほっといてほしかった
もう凛にかかわらないほしかった
もう夢にも出てこないでほしかった
それなのに、なんで
凛はもう前を向いて生きたいのに
一生消えない、心の傷
一生、抱えて生きていかないといけない傷
今さら親に愛されたいとは思わない
けど、あの時愛されていたら
ちゃんと凛のことを大切にしてくれてたら
凛のことを大切にしてくれてる人たちを
もっと信じられて頼れて
自分のことも大切な人のことも
大切にできたと思う
だけど、親には愛されなかった
それはたった1つの事実で
この先一生変わることのない事実
思い出して、思い出されて
そのたびにパニックになる
そんな生活もうつかれたんだ
だから、もう終わりにしよう
ふと、隣で寝ている京をみた
昨日は夜勤だったのに
病院に行って
帰ってきたら凛があんなんで
寝る時間もなかったんだろう
ごめんね、京
京に手紙を書いた
短い文章だったけど
精一杯の気持ちを込めた
それを机の上において
凛は海に向かった
流石に日が上ってない海は寒かった
「ザァー」
波の音も今は雑音にしか聞こえない
さようなら、大好きな京
もしも、来世があったら
また京と出会って恋をしたい
だから、またね、京。