「俺は毎日でも常にでもフランクフルト落としたっていいよ?もちろんこのみちゃん限定だけど」
「……結多くん、それは意味わからな───っ…?」
ずっと違和感があった。
歩いてるとき、ずっとずっと誰かの視線のようなものを背後から感じていて。
そしてここでガサッと、音がしたような気がしたから。
「このみちゃん…?」
背後には電柱と街灯。
よく見えない薄暗さが、どこかに隠れているんじゃないのと不気味さを作った。
でも……誰もいないよね。
大丈夫、気のせいだったみたい。
「……ううん…、あ…、そうだ結多くん」
「うん?」
「明日からは大丈夫だよ。シフトも減らそうと思ってて、それまでは親にお迎えもお願いするから」
「わかった。けど、この時間わりと好きだから無理とかまったくしてないぜ結多は」
うん、私もだよ。
またまた言えなかったね消極的チャンピオンさん。