「これはいざってときに“キャー格好いい~”って言われたい男心ってやつだよこのみちゃん」


「ケガ、してるんだよ…?心配になるよ」


「ならずっと心配しててくださる?それはそれですげえ興奮するから。ただ、この理由だけはデリケートなの男の子の日なんだよ」



それだけはどうしてもを貫く結多くんに悔しくなって、私も問い詰めるみたくじっと見つめる。

膨らんだ頬っぺたはまだ戻りそうにない。



「……これ、なんて拷問??キツすぎんだけど俺のいろんなとこが反応しそうでマジしんどいんだけどやべえよこれ。
アッ………いやごめんすみませんフツーに嘘、してるわ。なうだわ、ごめんほんと反応してるわ無理」


「男の子には……男の子の日が、あるの…?」


「え、そこ掘り返す??そんなデリケートな説明させる?俺にさせる?このみちゃんは自分の身をもっと心配するべきだな」


「ど、どういう───、っ!」


「…俺がきみとこんなに見つめ合っちゃったらさ、とうとう新世界開くよってこと」