あれって始まる前はクソ眠いけど、終わったあとは完全に覚醒してんだよねなっっつかし!!


こうしたほうが達成感あるでしょ?

俺ってやっぱ天才が生んだ天才?
なるべくしてなった天才なのかも。



「目的はなんだ、結多」


「すべての害悪から天使を守るため」


「……朝比奈か」


「おうよ」



守りたい子ができてしまった。
なにがなんでも守って守って守ると誓った。


ティーチャー公認の、このみちゃん愛。


もちろんこのみちゃんには内緒。

控えめで繊細すぎるあの子をびっくりさせちゃったら、それこそ全俺が怒り散らす。


つまりは今後どんな害虫が天使の前に現れたとしても俺が簡単に息の根を止めるために殺傷能力の向上だけはさせておくべきかなって(一息)


とか思ってたら俺の脳内天使が言うわけよ。

「それはダメだよ結多くん。危ない言葉は使っちゃだめ」って、下着姿で。



「ちくしょう可愛い!!想像でも可愛いとかあんのかよ…!!ぜひ色は白でっ!!
あーもうっ、だいすき!!むりむりっ、朝から別の場所が起きそうおはよう!!!」


「……先生、あいつひとりで悶えていますが…、」


「……放っとけ。いつも通りだ」



超健全な男子高校生、水篠 結多。

な?ここまでくると3周してピュア、そして爽やかじゃん。