「レオ?!」
不測の事態に団長もルテも手が届かず、レオナルドのデカい体がサーシャの上に勢いよくバタンと倒れてしまった。
「ぐっは!重!死ぬ!」
「あ、起きたわ」
レオナルドの失神と引き換えに、サーシャが目覚めた。サーシャは起き抜けに身体の上に乗っているデカブツがレオナルドだと気づいて、手足をばたつかせてもがもが苦しんだ。
「重い重いデカいですレオさん!どいて!圧死する圧死!ルテさん見てないで助けて!」
バタバタもがくサーシャがひとまず元気そうで、ルテは安心した。
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