「…もう、その男の話は聞きたくないな」
「えっ、なんで?」
「昔、どんな些細なことでも相談してって言ったのはゆうまじゃん」
「だから、話してたのに」
「いや、そうなんだけど…」
「じゃあ、もう今後一切ゆうまには相談しないから」
「そうゆうことじゃないじゃん」
ここに行き着くまでにいろんなことがあった。
それらが、ゆうまの心をおかしくしていき、はるかに対する気持ちが徐々になくなっていくことにつながる…
…
その男とは"はるか"がオンラインゲームで知り合った人"けいすけ"。
遠方にご家族と住んでいて、たまに仕事で僕らのいる東京に来ることもあった。
ゲーム内で仲良くなり連絡先も交換して日常的にやりとりをしている。
ある日、"はるか"が
「今日"けいすけ"さんが東京に来るんだって〜!」
「だから一緒にご飯食べに行かない?友達紹介したいし」
そう言う"はるか"。
もちろんお互いのプライベートなことは話しており、相手の家庭の中でも"はるか"のことやパートナーがいることも知っているし、僕も奥さんとお子さんがいることは知っていた。
「いつもお世話になっているからって"けいすか"さんも言ってるから…だめ?」
変に断る理由もない。
僕もどんな人か気になっていたから折角だしと思い。
「あ〜いいよ〜」
と返した。
…
当日。
「あっ始めまして〜」
と待ち合わせ場所で簡単な挨拶をしてご飯を食べに向かう。
お酒も飲んでいる中でもちゃんとした人だと思った。
年齢は僕より8歳年上。
僕も楽しいご飯会であっという間に時間が過ぎた。
「もうこんな時間だね。そろそろ解散しようか」
「僕のこと迎えに奥さんと子供が車で来る時間だし」
と言う。
「あっじゃあ折角なので、僕らもご挨拶したいです〜!…大丈夫ですか?」
「もちろんだよ!」
「じゃあ向かおうか」
お会計を済まし待ち合わせ場所に向かう。
…
「あっお世話になっております〜」
「今日は旦那さん少しお借りしてすいませんでした〜!」
「あっ、どうも〜」
「こちらこそ、お会いできてよかったです!」
ご挨拶をした奥さんは見た目は普通のOLさん。
お子さんは小学3年生くらいの女の子。
「あっはるかさんだ〜!始めまして〜」
「ちはるちゃん、こんばんわ〜」
普通に良いご家族で、なんかいいなぁ〜としみじみ感じた。
「では、もうこんな時間なので帰りますね!」
「今日ははるかさん、ゆうまさんわざわざ時間を作ってくれてありがとう」
「またね〜」
「こちらこそありがとうございます!お気をつけて〜」
と、その日楽しいご飯会は終わった。
それから数ヶ月、今日もいつものように"はるか"は"けいすけ"さんとやりとりをしているようだ。
僕は一度会ったこともあるしからなにも気にとめない。
そんな日がさらに数ヶ月経った時。
その出来事につながることが起きた。
…
プルルルルっ
唐突になった"はるか"のスマホ。
見ると電話番号登録していないスマホからの着信。
少し不気味に思いながらも
「…はい?」
電話に出た。
「こちら、はるかさんの電話でお間違いないでしょうか?」
聞き覚えのある声。
「はい、そうですが」
「私、けいすけの妻です」
「あ〜どうも。こんばんわ。」
電話番号を教えた記憶はないのになんで?と疑問に思いながらも聞き返す。
「あっどうしました?」
と
「いや、そうゆうのいいから」
「はい?」
「あんた、けいすけと不倫してんだろう!」
…
いきなり鳴った知らない電話がそれだった…
------------------------
お読みくださいましてありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
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よろしくお願いします。
「えっ、なんで?」
「昔、どんな些細なことでも相談してって言ったのはゆうまじゃん」
「だから、話してたのに」
「いや、そうなんだけど…」
「じゃあ、もう今後一切ゆうまには相談しないから」
「そうゆうことじゃないじゃん」
ここに行き着くまでにいろんなことがあった。
それらが、ゆうまの心をおかしくしていき、はるかに対する気持ちが徐々になくなっていくことにつながる…
…
その男とは"はるか"がオンラインゲームで知り合った人"けいすけ"。
遠方にご家族と住んでいて、たまに仕事で僕らのいる東京に来ることもあった。
ゲーム内で仲良くなり連絡先も交換して日常的にやりとりをしている。
ある日、"はるか"が
「今日"けいすけ"さんが東京に来るんだって〜!」
「だから一緒にご飯食べに行かない?友達紹介したいし」
そう言う"はるか"。
もちろんお互いのプライベートなことは話しており、相手の家庭の中でも"はるか"のことやパートナーがいることも知っているし、僕も奥さんとお子さんがいることは知っていた。
「いつもお世話になっているからって"けいすか"さんも言ってるから…だめ?」
変に断る理由もない。
僕もどんな人か気になっていたから折角だしと思い。
「あ〜いいよ〜」
と返した。
…
当日。
「あっ始めまして〜」
と待ち合わせ場所で簡単な挨拶をしてご飯を食べに向かう。
お酒も飲んでいる中でもちゃんとした人だと思った。
年齢は僕より8歳年上。
僕も楽しいご飯会であっという間に時間が過ぎた。
「もうこんな時間だね。そろそろ解散しようか」
「僕のこと迎えに奥さんと子供が車で来る時間だし」
と言う。
「あっじゃあ折角なので、僕らもご挨拶したいです〜!…大丈夫ですか?」
「もちろんだよ!」
「じゃあ向かおうか」
お会計を済まし待ち合わせ場所に向かう。
…
「あっお世話になっております〜」
「今日は旦那さん少しお借りしてすいませんでした〜!」
「あっ、どうも〜」
「こちらこそ、お会いできてよかったです!」
ご挨拶をした奥さんは見た目は普通のOLさん。
お子さんは小学3年生くらいの女の子。
「あっはるかさんだ〜!始めまして〜」
「ちはるちゃん、こんばんわ〜」
普通に良いご家族で、なんかいいなぁ〜としみじみ感じた。
「では、もうこんな時間なので帰りますね!」
「今日ははるかさん、ゆうまさんわざわざ時間を作ってくれてありがとう」
「またね〜」
「こちらこそありがとうございます!お気をつけて〜」
と、その日楽しいご飯会は終わった。
それから数ヶ月、今日もいつものように"はるか"は"けいすけ"さんとやりとりをしているようだ。
僕は一度会ったこともあるしからなにも気にとめない。
そんな日がさらに数ヶ月経った時。
その出来事につながることが起きた。
…
プルルルルっ
唐突になった"はるか"のスマホ。
見ると電話番号登録していないスマホからの着信。
少し不気味に思いながらも
「…はい?」
電話に出た。
「こちら、はるかさんの電話でお間違いないでしょうか?」
聞き覚えのある声。
「はい、そうですが」
「私、けいすけの妻です」
「あ〜どうも。こんばんわ。」
電話番号を教えた記憶はないのになんで?と疑問に思いながらも聞き返す。
「あっどうしました?」
と
「いや、そうゆうのいいから」
「はい?」
「あんた、けいすけと不倫してんだろう!」
…
いきなり鳴った知らない電話がそれだった…
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